コインランドリー機器の修理のなかで一番多い修理は
「乾燥機からの異音」です。

この異音は、お客様が洗濯物のポケットに釘などの異物が入ったまま乾燥を行ってしまい、その釘がドラム内のパンチング穴に入り込みドラム外側の鉄板を傷つけている音です。
これによりドラム外側の鉄板が大きく歪んでしまうと、大規模な修理が必要に…。いくら「ポケットの中身を確認してください」等のPOPを店内に掲示したとしても、100%は防げません。

なので修理を最小限に抑えるためにも、乾燥機を運転させたときにガン!ガン!といった金属音のような異音が聞こえた場合は即座に運転を停止するようにしてください。

修理の様子

発見が遅れてしまい、ドラム外側の鉄板を固定している板が大きく歪んでしまったケース。
ドラムを外しての修理となり、修理時間も数時間かかってしまいます。

乾燥機
















乾燥機の前面パネルを外しました
















ドラムを外して、ドラム外周の鉄板を確認
固定金具が大きく歪んでしまっています。
















ハンマーで叩いて歪みを直し、しっかりと固定します。
















この釘が入り込んでしまい、ドラム外周に干渉してしまったことが原因でした。

















このように大きな修理になるまえに、異変を感じた場合は即座に運転を停止して販売店まで連絡しましょう。
とりあえず様子見…なんてしてしまうと後から大変なことになったりしてしまいますので、心配事や不安なことがありましたらお気軽にお問い合わせいただくことが一番安心かと思います。
オーナーさまの大切な店舗が末長く運営できますように。