洗いたての洗濯物がなんだか臭い・・・
洗濯機の中から嫌なにおいがする・・・
そういったケースでは、洗濯槽の裏にあるカビなどが関係している可能性があります。洗濯槽の裏側は普段目には見えないため、どれだけカビに覆われているか分かりません。
コインランドリーで毎日の清掃で気を付けている事やご家庭でできる洗濯機、洗濯槽のお掃除の仕方をご紹介します。
「コインランドリーの毎日のお掃除で気を付けている事は・・」
1.洗濯機のドラム内清掃時にドラムのゴムパッキン周りをふき取る(結構ホコリが溜まっています)
2.洗濯機のドラムの中のホコリを乾いた状態で取り除く(ほこりやごみは水分を含むと取りにくくなってしまいます)
3.洗濯機のドラムの中をこすり洗いする(ズボンやYシャツのポケットに入れたまま洗ったボールペンインクやガム、飴など 思わぬものがドラムについていたりします)
4.湿気がこもらないように洗濯後の扉は開けておく(ご家庭でも一番大事で一番簡単に毎日できるカビ予防です♪)
5.洗剤の投入口やごみ取りネットなどのパーツも外してスポンジやブラシで 汚れを落とします。(ごみ取りネットのついている本体側も結構汚れています。)
ご家庭でも週に一度は洗濯機の洗濯槽の拭き掃除をしてみてください(^^♪
次に「洗濯槽クリーニングの方法」
洗濯槽が汚れる三大要素は
1. 黒カビ・・洗濯槽に生える黒カビは湿度が70%以上で温度が20度から40度になると大量発生します。皮脂汚れと洗剤、雑菌でカビの元が繁殖しています。
2.洗剤や柔軟剤が溶け残ったカス・・・洗剤や柔軟剤をついつい多めに入れてしまっていませんか?汚れが落ちるどころか、洗濯槽を汚しています。
3.水垢・・・湿気が原因です。扉はできるだけ開けておきましょう。
洗濯槽の洗剤は
1.「酸素系漂白剤」・・もっとも一般的な洗剤です。市販されている洗濯機用洗剤でもOKです
2.「塩素系漂白剤」・・カビを短時間で除去してくれます。ただし十分にすすぎをしないと
服の色が落ちてしまう事があります。
3.「クエン酸」・・白い汚れには効果があります。
洗濯槽の洗濯方法
1.40度から50度のお湯を洗濯槽に最大限に入れます。(ここでお湯を使うことがポイントです。水でも良いのですがお湯で洗濯槽についた汚れをふやかしたいのでお湯がおすすめです) その後5分ほど回して汚れをふやかし、はがします。
2.酸素系漂白剤(適量目安は500gか600g)を入れ「洗い」で10分まわします。
3.ここでカビや汚れがはがれて浮いてきます。(汚れがひどいようならこの工程を2~3回ほど繰り返しましょう) 浮いた汚れを目の細かいネット(お風呂の浴槽用のごみ取りネットや網など)で面倒ですが丁寧に 取り除いてください。めんどくさがらずに丁寧に行えば最後の仕上がりの良し悪しに差が出ます。 また、カビをそのまま排水口に流してしまうとホースや排水管の詰りの原因にもなりますので注意が必要です。
4.ネットでごみをすくい取った後は、最低3時間以上つけ置きしてください。つけ置きする時間は汚れの度合いにもよりますが、できるだけ半日程度はつけ置きをお勧めします。
5.再度「洗い」で3分程度まわします。 ここでも浮き上がってきた汚れをネットや網ですくい取ります。その後溜めていた水を全て排水します。
6.最後にもう一度「洗濯コース」を選択し、新しいきれいな水に入れ替えて洗濯します。 汚れが出てこなくなるのが終了の目安です。
長い間洗濯槽をお掃除していないとなかなか大変ですが、2、3か月に1度行えば汚れは少なくなります。目に見えない所のお掃除はついつい見逃しがちですが、一度チャレンジしてみてください♪