こんにちは!ララ・ドリームです!

先日ニュースで「家庭用の洗濯機でお洗濯をしていたら洗濯機が暴れてしまい、周りの壁などを壊してしまった」というニュースを目にしました。新築なのに修繕費が…という悲しい事故でした。

日常的にしているお洗濯や乾燥でも一歩間違うと、今回のような破損の原因になったり、火災などの事故を引き起こす可能性もあるのです。
ある種の素材や構造を持った衣類・寝具の取り扱いに注意が必要です。

特に夏は、汗をかいた衣類や寝具をこまめに洗濯したくなる季節ですよね。
コインランドリーでも、布団やシーツ、タオルケットなどの大型洗濯物を持ち込むお客様が増える時期です。しかし!
「どんなものでも洗って乾燥機にかけてOK」というわけではありません。

今回は、夏に多い「洗ってはいけない洗濯物」について詳しくご紹介します。

 

「洗ってはいけない」と聞くと意外に思うお洗濯物もあるかもしれませんが、洗濯や乾燥の際に注意が必要なアイテムは意外と多く存在します。特に以下のような素材・アイテムは、コインランドリーでの洗濯や乾燥機の使用に注意が必要です。

1. 防水・撥水加工された衣類や寝具

代表例:

・防水シーツ

・おねしょシーツ

・防水加工のウィンドブレーカー

・アウトドア用品(防水ジャケット、テント生地など)

■ なぜダメなの?

防水素材は水や湿気を通さないため、洗濯機や乾燥機内で水分や熱がこもりやすくなります
また、洗濯後の脱水の過程で脱水が充分にできません。その結果…

 ・乾燥中に過剰な熱がこもり、機械トラブルや発火の危険

・水分が抜けず、生乾きや異臭の原因

・素材自体が変形・劣化する可能性

・脱水が充分にできず、洗濯機や洗濯乾燥機の脱水不良の機器エラー

・不十分な脱水で洗濯物がドラム内で偏り、洗濯機が暴れてしまう

特に乾燥機でのトラブルが多く、全国のコインランドリーでは「防水素材は乾燥禁止」と掲示されていることが多くなっています。

2. 熱に弱い素材(ナイロン、ポリウレタン、合成皮革 など)

代表例:

 ・水着

・ストレッチ素材のインナー

・スポーツウェア

・合皮のクッションカバーやバッグ

 

■なぜダメなの?

これらの素材は熱に弱く、高温乾燥で溶けたり変形したりする恐れがあります。また、乾燥中に化学反応で異臭や有害ガスが発生することも。

洗濯そのものはOKなケースもありますが、乾燥機の使用は避けるのが無難です。タグをよく確認してから洗うようにしましょう。また、洗濯乾燥機をご利用の際は一気に乾燥まで入ってしまうため、注意が必要です。
どうしても洗濯乾燥機で一緒にお洗濯をしたい場合は、乾燥に入るとドアが開けられる機器がありますので、そちらをご活用ください。
●例えば▶︎AQUA製27kg洗濯乾燥機・AQUA製17kg洗濯乾燥機 など
※コインランドリーにより、乾燥に入っても開かない洗濯乾燥機もございます。
機器についてご不明点がございましたら、各店舗内に掲示してあります電話番号までお問い合わせください。

3. 接着剤や装飾が使われているもの

代表例:

 ・刺繍入りの衣類

・アイロンプリントTシャツ

・ビーズ、ラメ、ワッペン付き衣類

■なぜダメなの?

乾燥機の熱で接着剤が溶けてしまい、剥がれ・破損・ドラムへの付着といったトラブルの原因になります。また、ビーズやラメが脱落すると他のお客様の洗濯物を汚してしまうことも。

4. ペット用アイテム

代表例:

 ・ペット用ベッド

・ペットが使ている毛布・マット

・キャリーバッグの布部分

■なぜダメなの?

ペット用のアイテムには、大量の毛や皮脂、臭いが付着しています。これらが洗濯機・洗濯乾燥機に残ることで、次に使う人の衣類へ移ってしまう可能性があります。ペット用品は、専用の機器がある店舗を選ぶか、自宅で洗うのが基本です。

5. ダウン製品(ダウン布団・ダウンジャケットなど)

これは「絶対NG」ではありませんが、洗濯・乾燥の際に注意が必要です。

ポイント:

・洗濯OKかどうかはタグをチェック(「ドライクリーニングのみ」の表示があることも)

・乾燥は低温でじっくりと。高温乾燥だと羽毛が焼けてしまうことも。

・ダウンジャケットの外側の布が乾燥機NGでないかも確認

・ダウンジャケットの表面に破損(ほつれ・破けなど)・生地が薄くなっていないか確認

・テニスボールを一緒に入れて、ふんわり仕上げるのがコツ

適切な方法を守れば洗濯・乾燥可能ですが、間違った洗い方をしてしまうと、ダウンジャケットの破損や、最悪の場合、ドラムの中でダウンジャケットが破けてしまい、羽毛がドラム内に散乱してしまうこともあります。
不安な場合はプロのクリーニングに任せた方が安心です。

実際に、全国のコインランドリーでは以下のような事故が報告されています。

 ・防水シーツを乾燥機にかけた結果、ドラム内に熱がこもって発煙・発火

・合皮カバーを洗濯したことで、素材がドラムに付着して機械が停止

・ビーズ付きクッションや羽毛布団が破裂し、中身が他の衣類に付着

これらは機械の故障や他のお客様への迷惑にもつながるため、洗濯物の素材確認はとても重要です。また、今回の事故のように、家庭用の洗濯機・乾燥機・洗濯乾燥機でも起こる場合がありますので、お洗濯の際はよくご確認ください。

洗濯前に確認することで、お洗濯失敗のリスクを軽減することができます。お洗濯の際は必ず「洗濯表示タグ」を確認しましょう。以下の記号がある場合は注意が必要です。

【例えば…】

  • ×印の洗濯桶マーク → 洗濯機NG
  • 乾燥機マークに× → 乾燥機NG
  • ドライマークのみ → 水洗い不可

タグがない場合や読み取れない場合は、店員や専門家に相談するのが安全です。

夏は洗濯・乾燥の回数も増え、コインランドリーの活用がとても便利な季節ですが、素材や加工に気をつけないと、思わぬトラブルに発展してしまうことも。

「これは洗っても大丈夫かな?」と思ったら、まずはタグをチェック!
不安なものは、乾燥機を使わずに自然乾燥にするか、クリーニング店に相談するのがベストです。

当店では、安心・安全にご利用いただくために「乾燥機使用不可の洗濯物一覧」も掲示しておりますので、ご来店の際はぜひご確認ください。

ご不明点がありましたら、お気軽にスタッフまたは、コインランドリー店舗内に掲示しておりますお電話番号までお声かけください!
ご来店、心よりお待ちしております!