コインランドリーで羽毛布団やこたつ布団、毛布が洗えることは周知されてきたかと思いますが、実は敷布団もちょっと一手間加えるだけで、コインランドリーでのお洗濯〜乾燥が可能になります!

ダニやアレルギー、ウイルス・雑菌などのことを考えて一番洗濯したいお布団って実は敷布団ですよね。
でも「敷布団が洗えるなんて聞いたことないし、洗濯表示にも水洗い禁止のマークがついているからいつもクリーニングに出しているわ…」という方が多いのではないでしょうか?

少々手間はかかりますが、下記を確認して頂いて該当した敷布団はコインランドリーで洗えます。一番最初に確認して頂きたいのがやはり洗濯表示。水洗い可のマークがあればOK。ですが基本的に敷布団のほとんどが水洗い禁止の洗濯表示がついています。そこで大切なのは洗濯表示に記載されている敷布団の素材です。

●敷布団を洗う前に●
●敷布団の縛り方●
●敷布団の洗い方●
●敷布団の乾かし方●
●敷布団専用コース●


敷布団洗う前に

洗える

・ポリエステル
・化学繊維布団(ポリエステルと混合素材)

洗えない

・羊毛(ウール)
・真綿( 素材が縮んでしまったり、ちぎれてしまったりしてしまいます!)
・ウレタン
※最近の敷布団はポリエステル素材との混合素材も多くなっています。その場合は洗える可能性が高いですので、ご心配な方はお問い合わせください!

次に確認して頂きたいのが、敷布団にキルティング加工がされているかどうかです。
※キルティング加工とは…布団の裏地と表の生地の間に、綿などの素材を入れてミシン縫いする加工のこと。

キルティング加工ありの敷布団であれば、そのままお洗濯してしまって問題ありません。
ですが、キルティング加工がされていない、表面のみされている敷布団をそのまま洗濯すると中の素材がズレてしまい、寝心地が悪くなってしまいます。特に、表面のみキルティング加工されているものは、中までキルティング加工してあるものと見分けがつかなかったりするため、しっかりご確認の上、コインランドリーでお洗濯ください!
キルティング加工なし・表面のみキルティング加工の敷布団の場合は敷布団を縛ればお洗濯可能です!
縛る場合は、中綿がずれないよう、端から何箇所かに分けて縛るとずれづかくなります!

 

 

敷布団しばり方

コインランドリーによっては、敷布団を縛る専用の紐のご用意もありますが、なかなか置いていないコインランドリーがほとんどです。その場合は、ガス乾燥機の高温にも耐えられるような麻紐などをご準備ください!
(ビニール紐ですと洗濯乾燥機で洗濯から乾燥へ自動に切り替わった際の高温で溶けてしまう恐れがあるため、お勧めはできません。。また、麻紐だとビニール紐よりも紐自体が滑りズレることが少ないためオススメです!)

また、コインランドリーの敷布団を縛る専用の紐・ご持参された紐問わず、縛る際はふんわり縛るのではなく、自分でキルティングを作るように紐を食い込ませてきつく縛ってあげると、敷布団の中の素材がさらにズレにくくなります!

敷布団が縛れたらいよいよ洗濯準備完了です!
※キルティング加工されている敷布団はそのまま洗濯可能です。

 

 

敷布団の洗い方

洗濯乾燥機に入れます。キルティング加工あり・なしに関わらず、敷布団はドラムに対して渦巻き状に入れると入れやすいです。

コースボタンを押してください。
(洗濯~乾燥コース)16kg 60分

コースボタンが光ったことを確認したら硬貨をいれてください。

硬貨投入後、自動で洗濯~乾燥が始まります。

コース終了後、ドラムから取出します。
乾燥がまだまだ不十分なのでガス乾燥機に移動させます。
このとき、縛ったキルティング加工のない・表面のみキルティング加工の敷布団は表面が乾いていると思いますので、ヒモを外してください。

 

布団の乾かし方

ガス乾燥機で追加乾燥をさせます。しっかりガス乾燥機の熱風が敷布団全体に当たるように、使用した洗濯乾燥機よりもドラムが大きいガス乾燥機に入れてください。
(「敷布団の洗い方」の洗濯乾燥機の写真のようにギュウギュウに詰めてしまうと、洗濯はできますが、乾燥の際に隙間がなく、乾きづらくなってしまい、乾燥させるだけで時間もお金もかかってしまいます。そのため、ガス乾燥機へ移す際は、「敷布団の乾かし方」の写真ように、ドラムの大きさに余裕のあるガス乾燥機選びがおすすめです。)
このときたくさん風が当たるよう広げていれて頂くと乾きやすくなります。

ガス乾燥機に敷布団を入れたら硬貨を入れてください。
乾燥時間目安:30~40分程度(素材や敷布団のサイズによって異なります)

ここでワンポイント!多くのガス乾燥機はドラムの周りから熱風が入ってくる仕組みになっております!そのため、10分ずつくらいの間隔で、敷布団を裏返して敷布団の表面全体に風があたるようにすると、満遍なくしっかり乾かすことができます。
乾燥中にドアを開けますと運転が止まりますが、ドアを閉めればまた動き出します。

以上!しっかり乾けば完了です!!お日様の下で乾かすよりもふっくらふわふわになりました。

今回お洗濯から乾燥までかかった料金は
洗濯~乾燥コース…1,700円
乾燥…700円
合計…2,400円

各店舗・敷布団のサイズなどによって価格は異なりますが、おおよそこのくらいの価格で洗濯~乾燥まで出来ると思います。クリーニングにだすと4,000円超な上に、一日で仕上がらないことがほとんどですので、かなりお得ではないでしょうか?今はウォッシャブル対応の敷布団もありますので、購入の際はそういったお布団を選んでコインランドリーでこまめにお洗濯するとダニやアレルギー・ウイルス・雑菌対策に良いかもしれません。
夏の時期は、特に寝汗などでさらに気になる季節にもなりますので、一日で仕上げられるコインランドリーでこまめに洗えるのも嬉しいポイントですね!

いかがでしたでしょうか?
今までお洗濯を諦めていた敷布団、この機会にぜひお洗濯してみてください。

また、併せて羽毛布団の洗濯もできますので、ぜひお試しください!
こちらもふっくら仕上がりますよ!

コインランドリー選びに迷ったら、直営店もご参考ください!
直営店一覧はこちらまで!

 

ここまでコインランドリーの通常のコースの洗濯〜乾燥をご案内しました。
が、通常コースよりもよりしっかり洗浄ができる敷布団に特化した「敷布団専用コース」もございます。
(コインランドリーにより、設置している店舗・していない店舗があります。)

敷布団専用コースとは?

敷布団に特化した洗濯乾燥機のコースのことで、型崩れを抑え、押し洗い効果で布団の中までスッキリお洗濯することができます。

通常コースと敷布団コースの違いって?

1.予洗い…水を染み込ませる
一方回転と高い水位・回転数で予洗いすることにより、敷布団をドラム側面に遠心力で貼り付けながら中まで水を染み込ませます。
2.洗い…押し洗い
一方回転と高い回転数で洗うことにより、押し洗い効果で洗います。
3.乾燥…型崩れを抑える
通常のコースは、左右に回転し洗濯〜乾燥を行いますが、一方回転で乾燥することにより、敷布団の型崩れを抑えます。
4.乾燥…中綿まで乾燥する
ある程度乾いて軽くなってきたら、敷布団を反転させることで敷布団が広がり、中綿まで乾燥できます。

また、敷布団コースで洗濯後は、敷布団乾燥機で乾燥することにより中綿までしっかり乾燥され、ふっくらふわふわに仕上がります!

まだ、導入が少ないコースではありますが、見かけた際はぜひご利用ください!
敷布団専用コースの洗濯のみのコースもコインランドリーによって導入している店舗もございます!
(敷布団専用コースは洗濯〜乾燥も洗濯のみも洗濯乾燥機のコースになります。)